腸内フローラという言葉を聞いたことがある方は多いと思いますが、口内フローラという言葉を聞いたことがある方はまだ少ないと思います。フローラとは細菌の集まりであり、健康に役立つ善玉菌と健康に悪影響を与える悪玉菌、善玉菌と悪玉菌のうち優勢な方に姿を変える日和見菌の3種類の細菌がそれぞれ作り出すものです。

口内フローラが、歯周病菌などの悪玉菌が優勢な状態になってしまうと歯周病が悪化するなど口内に悪い影響を与えてしまいます。このような口内環境の悪化を防ぐためには、乳酸菌を利用するとよいでしょう。

乳酸菌は腸の中だけではなく、口内にもともと存在している善玉菌です。この善玉菌である乳酸菌が含まれた食品を毎日摂取すると善玉菌が優勢な状態になり、健康な口内環境を守ることができます。

しかし、口内環境を健康に保つためには乳酸菌を摂取するのと同じぐらい歯磨きなどの口内ケアが重要です。しっかりとした口内ケアを行いながら乳酸菌を摂取し、口内環境を健康な状態に保ちましょう。