乳酸菌は便秘の解消に効果があることは良く知られていますが、お腹を下しやすい人にもその症状の改善が期待できるということをご存じでしょうか。

お腹が下りやすい原因には過度なストレスや、睡眠不足による自律神経の乱れ以外にも、腸内環境が大きく関係しています。人間の腸内には、約1,000種類の細菌が合計100兆個も存在しています。この細菌には善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3つがあり、このうち善玉菌が劣勢になってしまうと下痢などのトラブルを起こしてしまいます。そのため、乳酸菌などの善玉菌を積極的に摂取し腸内の善玉菌を優勢にする必要があるのですが、この善玉菌は腸内に住み着くことはないため、毎日摂取する必要があります。

乳酸菌を多く含む乳酸菌飲料やヨーグルト、納豆などを毎日の食生活に取り入れて十分な量の乳酸菌を腸内に補うことで、お腹が下りやすいといった体質を改善することができます。また、これらの食材と一緒に乳酸菌の量を体内で増やすオリゴ糖や食物繊維も合わせてとることで、さらに効果を実感することができるでしょう。