乳酸菌には多くの種類があり、それぞれに異なる健康効果があります。このような乳酸菌の中には、胃や腸のがんの予防に役立つものもあります。

胃がピロリ菌に感染してしまうと、胃壁の細胞が攻撃されて胃酸に対する防御効果が低下してしまうため、胃潰瘍や慢性胃炎、そして胃がんになってしまうリスクが高まってしまいます。病院に行けばピロリ菌を除菌するための抗生剤を処方してもらうこともできます。ある種の乳酸菌にはピロリ菌を減らす働きをするものがあることが分かってきたため、抗生剤による治療と並行してこのような乳酸菌を摂取することで、ピロリ菌を効率的に除菌することができます。

また、腸内の悪玉菌の中には発がん性物質を作るものもあります。乳酸菌の数を増やして悪玉菌の数を減少させることで、大腸がんを予防することができます。

このように、胃腸のがんのリスクを低下させるために効果的な乳酸菌を積極的に摂取し、腸内環境を正常に保つようにしましょう。